痔は切らずに治す

痔を切らずに治したケース紹介

ケース② 疲労・ストレス

内痔核・Bさん・男性・42歳・会社員

残業続きで、突然肛門全体がはれて痛みだした!

機械メーカーに勤務のAさん。年に数回は排便時に痛みや出血がありましたが、1日でよくなるので放置していました。排便時にときどき脱肛するが、自然に元に戻っていました。新しいプロジェクトのリーダーを任されて、朝の9時から夜の10時まで、毎日残業。休日出勤もするようになりました。

ある夜突然、肛門全体がはれて飛び出し、激しく痛みました。次の日の朝、肛門科専門病院を受診すると、Ⅳ度の内痔核で、2週間の入院と手術がすぐに必要と告げられました。プロジェクトの最中で、とても2週間の入院などできず、思い余って当病院を受診。診察をしたところ、たしかに内痔核で、はれて脱肛しっぱなしになっていましたが、はれが引いたら小さくなり、Ⅳ度ではないと思われました。

生活指導と投薬

痛み止め、消炎剤を投与して、生活指導を開始しました。まず、アラームタイマーを用意して、1時間にセットし、タイマーが鳴ると席を立ち、10m歩いて、また座るように指導しました。お酒は禁止、できる限り早く寝るように指導しました。3ヵ月後、はれは引いて、痛みもなくなりました。

ほかの病院でⅣ度といわれた内痔核でしたが、3ヵ月の生活指導と投薬を行うと、実はⅠ~Ⅱ度の内痔核でした。Bさんはもちろん手術をすることもなく生活し、年に3回の検診で問題はありません。最近、プロジェクトの成功により、部長に昇進されました。