痔の種類と症状

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痔は国民病

痔は虫歯に次ぐ堂々第2位の国民病です。日本人成人の3人に1人は「自分は痔の気がある」と思っており、検診を行えば約7割の人に痔が見つかります。

しかし、痔は、場所が場所だけに羞恥心がわざわいして、なかなか正確な情報を得ることができないように見受けられます。友だちには気軽に聞きにくいですし、書店では本を手に取るときにも若干の勇気が必要なのではないでしょうか。

ここでは、そのようになかなか情報を得るのが難しい方のために、痔の最新情報をわかりやすく整理して紹介いたします。

当内容は当院長平田雅彦の著書「痔の最新治療−可能な限り切らずに治す」の内容の一部を抜粋したものです。インターネット上では読みにくい方やより詳しい情報を知りたい方は、ぜひ書籍もご覧になってみてください。

痔の3大疾患

痔は、「痔核[じかく]」「裂肛[れっこう]」「痔瘻[じろう]」の3種類に大きく分けられます。

患者さんを統計的に見ると、男女ともに多いのが痔核(いぼ痔)で、次いで多いのが男性では痔瘻(あな痔)、そして裂肛(切れ痔・裂け痔)と続きます。女性では2番目が裂肛、3番目が痔瘻となっています。

以下、各疾患について詳しく見ていきましょう。

1. 痔核[じかく](いぼ痔)

2. 裂肛[れっこう](切れ痔・裂け痔)

3. 痔瘻[じろう](あな痔)